未経験者でも仕事を覚えやすい

工場におけるライン作業の魅力の一つに仕事の覚えやすさがあります。ライン生産方式とも言われるライン作業は、ベルトコンベアに乗って流れてくる製品を加工することが主な仕事です。従業員はあらかじめ与えられた作業を就業時間中ずっと繰り返すことになります。工場によって若干の違いはありますが、配置転換などで担当部署の変更がない限り仕事内容が新たに変わったり追加されることはありません。他業種から未経験で入った人でも、早ければ1週間程度、遅くても数週間程度で仕事を完璧に覚えることが可能です。工場系の求人の採用率の高さは、こうした仕事の覚えやすさも理由に挙げられます。経験者はもちろん、未経験でもすぐに即戦力として働けるのがライン作業の魅力です。

仕事の不公平感が出にくい

ライン作業はいくつかの担当部署に分かれて仕事を行う形になります。一連の流れに沿って製品を完成させていくので、一部分だけ作業をさせたり休止させるということはできません。始業、終業共に全ての担当部署で足並みを揃えて行われるので、特定の部署だけ残業をさせられるといった不公平感が出にくいと言われています。通常勤務だけでは製造が追い付かずに休日出勤を強いられる時も、みんなが同じ条件で働くので不満が出ることはありません。休憩時間も同様にみんなが同じタイミングで休むことができます。能力の有無に関係なく同条件で働けるのも、ライン作業の魅力です。ただし、ミスをすると全体の流れがストップして周りに迷惑を掛けてしまうので、緊張感を持って取り組まなくてはいけません。

派遣の仕事探しでは、働く条件をはっきりさせておくことが大切です。勤務時間や勤務地、仕事内容など希望する条件を明確にして探しましょう。